TAC・LECの上級コースの内容

税理士試験を一度経験した人向けに、経験者コースとしてどこの学校も上級者コースのような講座をもうけています。

自分はTACの財務諸表論とLECの消費税法を受けたことがあります。

TACは基礎のおさらいに+間違えやすい箇所などを加えた講義をしながら、単元ごとに区切ってテストで確認するという形でした。テストも理論部分は丸暗記するような形です。計算も一度受験した人には比較的優しい問題を出していたように思います。

LECはTACに比べるとどちらかというと試験問題に近い講義やレギュラーコースより一つ上のレベルの問題をやっていました。昔の本試験でた良問や応用問題へのアプローチの仕方です。

 

個人的には、本試験を2,3点足りなかったような人や、レギュラーコースをDVDで受けていた人は、上級コースは必要ないような気もします。

講義やテストも理解している部分も多く、時間を無駄に感じることもありました。

毎年、特に税法は改正されるところもありますが、基本的に直前対策コースの最初の授業で講義をしてくれるので、人によっては直前対策コースのみで大丈夫だと感じました。

 

 

ただ、上級コースを受けて良かった点もいくつかあります。

・定期的に講義や確認テストがあるため、年間を通して勉強ができます。

・理論の採点は1年間レギュラーコースを受けただけでは、なかなかわからなかったり、意外なところで減点をされたり色々あると思いますが、確認テストで理論の採点を受けれること。

・直前対策コースより改正論点などを早めに教えてもらえること。

・TACにおいては、上級テキストや上級用のトレーニングが配布されるのですが、

レギュラーコースと比べると半分ぐらいの容量になり要点がまとめられているので勉強しやすかったです。(LECはレギュラーコースを基本テキストとしているので、上級テキストはマイナーな論点への補足や応用問題へのアプローチなどが書かれているだけです。LECは、上級コースのみの受講でレギュラーコースのテキストをもらえます。)

皆さんも自分に合った講座選びをしましょう。