消費税法の勉強に役立つ本
消費税法の勉強で役立つ参考書などを紹介します。
消費税 実務問答集 納税協会連合会
この本は一問一答方式でかかれており、実務であるような疑問や改正点の解説などがされています。近年の本試験の作成に実務家の人が携わっていることもあり、実務を意識したような問題も増えてきています。
また、本試験では新しい事例なども2,3問だされるので、この実務問答集を読むことで取引分類などの感覚もみにつきます身に付きます。
図解 消費税 大蔵財務協会
この本は、税理士試験向けで作られたものではないですが、消費税法のより深い理解を手助けしてくれる一冊です。
資格の学校の教材は、説明が省かれている部分がおおかったりしますが、この本は図解などを使い説明されています。
学校の教材や講師の説明で足りなかった部分もこれにより理解の手助けになってくれるでしょう。
TAC・LECの上級コースの内容
税理士試験を一度経験した人向けに、経験者コースとしてどこの学校も上級者コースのような講座をもうけています。
自分はTACの財務諸表論とLECの消費税法を受けたことがあります。
TACは基礎のおさらいに+間違えやすい箇所などを加えた講義をしながら、単元ごとに区切ってテストで確認するという形でした。テストも理論部分は丸暗記するような形です。計算も一度受験した人には比較的優しい問題を出していたように思います。
LECはTACに比べるとどちらかというと試験問題に近い講義やレギュラーコースより一つ上のレベルの問題をやっていました。昔の本試験でた良問や応用問題へのアプローチの仕方です。
個人的には、本試験を2,3点足りなかったような人や、レギュラーコースをDVDで受けていた人は、上級コースは必要ないような気もします。
講義やテストも理解している部分も多く、時間を無駄に感じることもありました。
毎年、特に税法は改正されるところもありますが、基本的に直前対策コースの最初の授業で講義をしてくれるので、人によっては直前対策コースのみで大丈夫だと感じました。
ただ、上級コースを受けて良かった点もいくつかあります。
・定期的に講義や確認テストがあるため、年間を通して勉強ができます。
・理論の採点は1年間レギュラーコースを受けただけでは、なかなかわからなかったり、意外なところで減点をされたり色々あると思いますが、確認テストで理論の採点を受けれること。
・直前対策コースより改正論点などを早めに教えてもらえること。
・TACにおいては、上級テキストや上級用のトレーニングが配布されるのですが、
レギュラーコースと比べると半分ぐらいの容量になり要点がまとめられているので勉強しやすかったです。(LECはレギュラーコースを基本テキストとしているので、上級テキストはマイナーな論点への補足や応用問題へのアプローチなどが書かれているだけです。LECは、上級コースのみの受講でレギュラーコースのテキストをもらえます。)
皆さんも自分に合った講座選びをしましょう。
税理士試験の勉強時間
税理士試験合格までの勉強時間について、よく資格の学校が簿記論500時間 財務諸表論500時間 法人税600時間とかパンフレットに書かれていますが、全5科目合格に2500時間ぐらいが目安と書かれていたりします。とかかれていますが、本当に2500時間で受かれば、1日10時間勉強して1年間3600時間で1年合格する人も出てきそうですが、ここ10年以上一人もいません。大原やTACの合格者の声や体験談もほとんど1年に1科目か2科目合格者はいますが、3科目はなかなかいないです。
資格の学校のパンフレットをよく見ると、確かにちっちゃい字で理論暗記の時間は除くとか書かれています。
いやいや、税理士試験で一番大変なのは、理論暗記なんで確かにその暗記時間入れないと全部で2500時間かもしれませんが・・試験勉強する人にとっては、なんの目安にもなっていないどころか、かなり誤解を招いていると思います。
実際、自分自身勉強してきた感じだと、受講時間をのぞいて、1科目1000時間ぐらいだと思うので、全部で5000時間はかかるのような気がします。
なので1年間で合格したい人は1科目あたり1日平均3時間以上勉強する必要があります。受講時間を入れていないので、4時間ぐらいかな。2科目受験の人は8時間以上。
それでも、イレギュラーな問題や見たことない問題を出されると解けなかった利するので。単純計算では5000時間ですが、おそらく6000~7000時間ぐらいいると思います。
自分自身もパンフレットの時間をみて、税理士試験って簡単やと勘違いしたタイプなので、これから始める人は、5000時間勉強に時間を割く覚悟をもって挑みましょう
税理士試験 資格の学校の選び方
税理士試験の受験生がまず悩むことが、資格の学校選びだとおもいます。
大半の受験生は、TACや大原だと聞いたことがあります。9割近くかな??
税理士試験の受験会場なんかもTACや大原のテキストを開いている人がほとんどです。
自分の住んでいる高知県には大栄しかないので、税理士目指している人は大半が大栄か通信でやっているんじゃないかと思います。なので地域によっていろいろあるのかもしれません。
ちなみに僕自身の受講歴は、
1年目、LECの簿財横断コース??通学 15万ぐらいのコース。
通学といってもブースでWEbで受講するコースです。簿記論合格、財表不合格
2年目、TACの財務諸表論の上級コースと消費税法の初学のコースのセットで30万ぐらい?? 財務諸表論 合格 消費税法 未受験
3年目 LECの消費税法 上級コース。7万ぐらい。
どんな資格の学校があるの
- TAC
- 大原
- LEC
- 大栄
- クレアール
- ネットスクール
- 東京IT会計専門学校
- 中部会計専門学院
- 東京CPA会計学院
- 広島会計学院電子専門学院
- 通勤講座
資格の学校選びの基準
自分が3年間勉強して感じた学校選びの基準は、次の順です。
- 学校の立地
- 値段
-
大手かそれ以外
学校の立地
自分の家の近くで自習室があるところが一番です。
自分自身、1年目LECの教室で通信をうけて、自習室で勉強しているときが一番勉強できました。2年目は家で勉強したり、図書館で勉強したりしましたが、やはり自習室が一番勉強ができます。税理士試験は電卓を使うので、図書館とかでは勉強できなかったりするので、勉強場所の確保が難しいです。
あと、早くても2年から3年かかるといわれる試験だけにモチベーションが上がらないことが多々あります。試験も一年に一回なのでどうしても秋から冬はのんびりしていたりします。どんなに税理士になりたいと思っていても、試験終わった時の絶望感や悔しさを味わっても、1年間のうちに勉強への意欲が上がってこないこともよくあります。
けど、学校の自習室は一緒に税理士を目指す知り合いがいたり、知り合いではなくても同じ講座を受けている顔見知り程度の人でも勉強していたら、やっぱり自分もやる気が出てきます。
自分の中ではこの勉強場所の確保とモチベーションの維持はこの3年間本当に大変だと実感しました。
なので自分としては、自習室がある近くの税理士講座のある学校がおすすめです。
値段とか授業や講師の質とかそんなことは、この2つに比べたらたいしたことではないと思います。
値段
大学生のころから勉強していたので、値段も結構気にしました。
10万円違うと、日給1万で働くとして10日働かなくてはいけないので結構ねやみました。
値段でいうと、大原やTACはやはり高いですね。
大手と比べるとマイナーなところは、10万円以上安いですよね。
通勤講座の税理士試験の簿財コースは、59,800円でおそらく最安値です。
他にもLECやネットスクールが安いです。
LECの簿財横断コースを受けましたが、たぶん大手とあまりからないです。
テキストとかはかなり似せて作っているように思えました。
やっぱり、どこも簿記論と財務諸表論は受講生はある程度いて、研究もしているので大分似たようなテキストを使って試験対策をしていると思いますが、税法はそこまでできているかわからないです。
LECでも簿財は受講生はそこそこいるんですが、税法になると結構いなくなるので・・
値段は違いますが、税法からは大手にした方がいいかもしれません。
大手かそれ以外か
まあ、なんだかんがLECに通っていると大手じゃないので不安になってくることがあります。
大手のテキストには載っているのに、LECには載っていないんじゃなか、逆にLECには載っているのに、大手には載っていなくて無駄に勉強しているんじゃないかと・・
3年間試験うけて、基本的にそんな問題はおそらく出てきてないと思います。
今まで落ちて来たのは、自分がテキストの内容を理解できてなかったか、暗記できていなかったパターンのどちらかです。
勉強していると不安になること以外にも、受講生の数や質が違ってきます。
LECの税法を受けていた時にこの人数で、この講座の値段でちゃんとやっていけているのかなと感じました。簿財はまあまあいたのですが、税法になるとかなり少なく感じました。
受講生の質ですが、LECの模試を受けたときは、上位30%だったのに、大原では真ん中以下だったこともありました。
マイナーなところだと、上位20%取る気持ちで受講していればいい気もしますが、やはりレベルの高い受講生と一緒の試験で競うことも大切かなと感じました。
まとめ
まあ、自分の生活にあったところを吟味して探してください。
大学に行っていると、図書館とか使えると思うので、勉強する場所の確保や大学内だと同じ資格の勉強している知り合いもいるかもしれないので。あと意外とどの県にも有料自習室とかもあるので、使ってみるのもいいと思います。
値段についても金のある人や社会人にとってはあまり気にならないひとも結構いると思います。
そんな人は、大手の大原かTACがいいと思います。